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ゴリアテ (兵器) : ミニ英和和英辞書
ゴリアテ (兵器)[うつわ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [へい]
 【名詞】 1. (1) (common) soldier 2. rank and file 3. (2) army 4. troops 5. (3) warfare 6. strategy
兵器 : [へいき]
 【名詞】 1. arms 2. weapons 3. ordinance 
: [うつわ]
 【名詞】 1. (1) bowl 2. vessel 3. container 4. (2) ability 5. capacity 6. calibre 7. caliber 

ゴリアテ (兵器) : ウィキペディア日本語版
ゴリアテ (兵器)[うつわ]

ゴリアテ(Goliath)とは、第二次世界大戦ドイツ国防軍が使用した遠隔操作式の軽爆薬運搬車輌の通称。大きく分けて電気モータータイプ (Sd.Kfz.302) とガソリンエンジンタイプ (Sd.Kfz.303) の2種類が存在した。
最高で100 kgの高性能爆薬を内蔵し、有線で遠隔操作され無限軌道で走行・自爆する。連合軍では''Tracked mine''(意訳すると無限軌道式自走地雷)とも呼ばれていた。主な使用目的は、地雷原の啓開・敵固定陣地・軍用車両の破壊である。
== 歴史 ==
ゴリアテは、その原型が1939年フランス工業デザイナーであるアドルフ・ケグレスによって設計・試作されていたが、ドイツ軍の侵攻により川に沈められ隠匿された。しかしフランス占領後にこれを引き揚げ調査したドイツの兵器局は、その設計図を基にして最低50kgの爆薬を搭載できる兵器の開発を、ブレーメンにある自動車会社のボルクヴァルトに命じた。こうして完成したのがSd.Kfz. 302 Sonderkraftfahrzeugである。基本的にケグレスのものと同じ機能であったが、履帯はゴム製から金属板製に変更されていた。
Sd.Kfz.とはドイツ軍が戦車などの特殊車輌につけていた特殊車輌番号と呼ばれるもので、Sd.Kfz.302は軍内部では非公式に「ゴリアテ」の通称で呼ばれた。ゴリアテとは旧約聖書に登場するダビデに石で殺される巨人である。大きい者を倒す小さき者という意味では「ダビデ」の名を付ける方が自然だが、当時のドイツは巨大戦車にマウスラーテ(いずれもネズミのこと)と名付けるなど、秘匿するためにわざと見た目と逆の名を付けることがあった。さらにSd.Kfz.302の場合はダビデがユダヤ人の王であるため忌避されたのだと思われる〔『WWII ドイツ軍兵器集 〈火器/軍装編〉』 ワールドフォトプレス〈Wild Mook 39〉、1980年。p.160〕。
SdKfz.302は最大60kgの爆薬を搭載し、内蔵した12Vバッテリー2個でボッシュ製モーターを駆動、本体後部のドラムから繰り出される、3本の電線を結わえたリモートケーブルに接続された、ジョイスティック型のコントローラーによって遠隔操作される。しかしこのSd.Kfz.302は1台300ライヒスマルクと高価であり、戦場で故障した場合モーター駆動であったためにその場で修理するのが困難だったため、その後代わりにバイクメーカーであるツェンダップにより、ガソリンエンジンによって駆動するSd.Kfz.303aが開発された。これは搭載出来る爆薬の量が最大で75kgに増加し、また同時に走行性能も向上している。さらに1944年にはSd.Kfz.303aの改良型としてSd.Kfz.303bが開発され、これは爆薬が最大100kgまで搭載できるよう拡張された。
ゴリアテはこのように大きく分けて3タイプに分類されるが、電気モーターのゴリアテSd.Kfz.302をゴリアテE、エンジンのゴリアテSd.Kfz.303aとbをゴリアテVと呼ぶこともある。
これらのゴリアテは、1942年から主に突撃工兵部隊によって使用された。1944年のワルシャワ蜂起にも使用されたが、ポーランド国内軍兵士の銃撃などによって破壊されたりケーブルが切断されたりして、行動不能になるものも多かった。またこれ以前にノルマンディー上陸作戦ユタ・ビーチでの複数台の使用も記録されており、戦闘後連合軍に鹵獲・調査されている写真も存在する。なお、この際も砲爆撃の振動が原因で誘導装置がダメージを受けており、途中で故障し擱座したが、戦闘中に米兵が面白半分に手榴弾を放り込んで誘爆、数十名の死傷者を出す「大戦果」を挙げたという。
のちにケッテンクラートの部品を用いたシュプリンガー(正式名称:Mittlerer Ladungsträger Springer, Sd.Kfz. 304)や、ボルクヴァルトIVなど同様の任務を行うゴリアテの拡大版とも呼べる兵器が開発されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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